2007年09月25日

キヤノンとエプソン 〜どこが違う?〜

使い勝手やデザイン、印刷結果の色合いなどは個人の好みの範疇ですので基本的な仕様面についておさらいしましょう。

■キャノン
サーマル方式
自社開発のサーマルジェット方式を「バブルジェット」と命名
当時はバブルジェットがインクジェットの代名詞だったように思います

長所
・ヘッド構造が比較的単純
・印刷速度の高速化や印字画素の高密度化が図りやすい

短所
・インクに熱を加える方式のため、熱による劣化が少ないインクにすることが必要
・同じ噴出穴でインク噴出量を調整するのが難しい。
 (多くのプリンターでは大液滴噴出穴(高速印字に用いる)と小液滴噴出穴(写真印刷などに用いる)を並べた造り)
・ヘッド寿命が割と短い。その代わり修理に出すことなくユーザー自身で取替えが可能
(もちろんプリンタメーカーはヘッドのみの販売は限りなく避けたいようです。
店頭だと数千円でしょうけれど修理にすればもっと請求出来ます)

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固着力が強く(耐候性も強い)、染料のように発色が鮮明でありながら熱を加えても問題ないインクが完成したらエプソンのようなオール顔料のプリンタを発売されるかもしれません。
顔料なのに艶があって鮮明でという課題はエプソンも同様にしているはずなので難しいと思いますが・・・・
(インクの製造技術についてはプリンタメーカー以前にインク業界自体での課題も当然あります)

■エプソン
ピエゾ方式
電圧を加えると変形するピエゾ素子(圧電素子)を用いた方式

長所
・サーマルジェットと違い、インクを加熱しないためキヤノンと比較すると対応可能なインク素材が多い
・ピエゾの変形量そのものを電圧制御することでインク噴出量を割と簡単に制御可能

短所
・インク気泡が発生した場合に目詰まりしやすい
・ヘッド構造が複雑(ドットごとにピエゾ素子が必要なため)
・ピエゾ素子を小型化した場合、インクを押し出すために必要な体積変化が得られにくい

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顔料インクについての課題は前述のとおりです。ただ、一般の方には光沢紙印刷した場合のツヤ(良い)とテカり(良くない)の違いなどわからない事もあると思います。



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さて、だからどうなのと思われるかもしれませんが・・・
普段問題なく使用している時は影響しませんが、トラブルが起きた場合や寿命が近づいてきた時など
それぞれの長所や短所が原因となる場合が少なくないというところでしょうか。

それとともに、何年使っても特に故障箇所が見当たらない場合もあれば、それほど使っていないのに調子が悪いと感じたり。
それはパッと見わからない初期不良(俗に言うハズレですね)なのかもしれませんし、プリンタの個性プラス時間的経過によるものかもしれません。
posted by フューチャーウェルホールディング at 14:05 | TrackBack(0) | フューチャーウェルブログ
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